歯科レセコンで多様な情報管理を一元化
従来の歯科カルテは紙に手書きをしていくのが基本ですが、枚数が多くなって管理が大変です。
必要になる度に数あるリストの中から五十音順で探し出さなければなりません。
それをレセコンに切り替えると全てが一元化されて、パソコンやタブレットなどの少ない端末だけで事足りるようになります。
検索機能を搭載している場合が多く、それぞれを結び付けることも容易です。
それらの作業が全て同じ端末の操作で完了します。
手書きだと患者の個人情報を始めとした、同じ情報を何度も書かなければならないことが非常に多いです。
そしてそれらは省略できない場合がほとんどです。
それもコンピュータであれば、コピーとペーストだけで済みます。
またレセコンは文字の一元化もできます。
手描きだと個人差のあるクセがある文字ですが、統一した見やすいフォントによって内容の把握も簡単です。
特に1と7の違いといった数字の読み間違えは大きな問題に発展しやすいので、そのリスク回避に繋がります。
歯科レセコンを使えば複雑な管理も楽にできます
歯科レセコンには様々な機能が備わっており、複雑な管理をまとめて行うことが可能です。
現在は毎月の診療報酬明細を手書きで作成したり、レセプト用紙に印刷したものを届け出る方法は認められていません。
すべてコンピューターでオンライン化することが義務付けられているため、より簡単に操作ができるレセコンが必要とされているのです。
患者数が多いとレセプトの枚数も多くなり、診療時間を圧迫しないためのスピードも要求されます。
また近年は訪問歯科診療を行っているクリニックが増えており、訪問診療にかかる会計処理に対応していることも重要です。
予約制を採用しているクリニックがほとんどのため、キャンセルした患者や治療が途中になったままの患者を抽出する機能があることも大切です。
この機能ではメールなどでお知らせをすることができ、来院患者数の確保につながります。
レセコンの中には予約のキャンセル率や診療時間帯別の込み具合などのデータを統計し、分析する機能を備えたものがあります。
バージョンアップする際のインフォメーション機能などが付いているレセコンは、あらゆる管理が一括して行えるのが特徴です。