様々な機能があり便利
歯科で管理されているレセプトは、元々紙で管理されていた医療機関が大半でしたが、近年は電子化したレセコンで情報管理することによってスムーズにレセプト作成や請求を行えるようになります。
レセコンには作成や請求だけではなく、患者さんの受付や診療内容の記録、患者さんへの会計や処方箋発行、診療予約の受付や保険証のスキャンと取り込み、来院状況の分析などクリニック経営には欠かせない便利な存在となっています。
現在は日本医師会が出しているORCAとそれ以外の2種類に分類されます。
ORCAは日本医師会が、医療のIT化や医療情報の標準化を進めるために開発したレセプトコンピューターです。
ORCA以外は国内には約数十社のメーカーがあり、同様にソフトも同じくらいの量があることが特徴でメーカーや導入業者共に医療事務にも非常に詳しいので、万が一トラブルが起こったときや使い方の不明点などを聞きたいときにもサポート能力が高いことが魅力です。
歯科でレセコンとして使うパソコンの台数とは
レセコンは、医療機関で使われるパソコンです。
カルテや明細書などのデータを管理しており、ビジネス業界だけでなく医療業界でもパソコンは必須のアイテムと言えるでしょう。
街にある小さな歯科医院で、治療台が2～3台のところは、パソコンの台数は受付に1台と医師の使う1台ぐらいが平均的でしょう。
もう少し大きい歯科医院の場合、パソコンの台数は増える場合もありますが、基本的に医師はレセコンにかかりっきりの作業ではありません。
治療がメインであり、その情報をパソコンを使って記録するのです。
そのため必ずしもレセコンを増やす必要もなく、近年ではネットを繋いでのクラウドサービスを利用して、なるべく少ないパソコンでデータを集約的に扱う医院が多い様です。
レセコンを扱っている会社としてはもちろん台数を卸せる方が儲かるのですが、歯医者もまた競合が増えすぎて余裕のないところも多く、なるべくコスパを抑えたいという要望もあり、ソフト的に融通を利かせるシステムが最近は広まっています。